別人になりすまして復縁した話【Bくん⑫】

別人になりすまして復縁した話

他のみんなにとってはただの一日。
自分にとっては特別な一日。

わたしの誕生日!!

 

なにかを始めたり、ひと区切りにするにはちょうどいい。

Bくんとお別れして1週間が過ぎていた。

まだ1週間、でももう1週間。

なにより思考が占領されている感覚が嫌だった。
ゴキゲンな考えで埋め尽くしていたいのに。

 

「前みたいにLINEブロックとかはしないよ」と言われたが、
(ブロックするならわたしからだろwと言い返しました)
もうブロックされているかもしれないし、反応はないだろう。

ストーカーデビューした日にはどうしたらいいかわからなかったけど、
あれからずっと考えていて、いま伝えたいことは明確。
これで最後にしよう。

 

「どんなBくんでも好きだし、
この先もずっと味方だよ。
いってきまーす!」

 

 

よし!

きっと読まれない。
けど、さっぱりした!もう、わたしができることはない。

誕生日プレゼント、自分に。

 

 

ズーンとしていたのが嘘みたいに気持ちが軽くなった。
馬車馬のごとく楽しく働く。
同僚とランチへ。
友達とのくだらない電話。
春物の洋服を買った。
この頃にノリでブログもはじめちゃう。
ハヤシライス作ったらめちゃくちゃ美味しかった。
単純なわたし。
明日は牛すじ煮込みにしよ~。

 

LINEを一区切りに、自分でも不思議なくらい忘れて過ごしていた。
この日も仕事帰りに先輩たちと食事に行って、終電で帰宅。

ちょっと横になると寝落ちしていて、スマホの振動で目が覚める。

 

 

?不在着信

?不在着信

?不在着信

 

 

え。

 

 

鳴ったのはたぶん一瞬だった。

折り返しかけるが出ない。

 

 

にこ「まちがいかな?大丈夫?」

 

電話がかかってきた。

 

 

 

 

Bくんからだった。

 

 

つづく!



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