彼氏がドメンヘラだった話【Bくん再び①】

彼氏がドメンヘラだった話

 

深夜24時を過ぎていた。

 

 

にこ「やっほ〜、どした?」

 

 

Bくん「いま、薬をビールで飲んだよ」

 

 

 

 

 

うん?

 

 

 

 

にこ「なんて?」

 

 

Bくん「もうこの世にお別れしようかと思って」

 

 

 

 

 

 

うん??

 

 

 

 

ベッドから飛び起きる。

 

 

待て待て待て・・・

 

 

 

Bくん「なんでも聞いてくれるって言うから、最後ににこちゃんに聞いてもらおうと思って」

 

 

なんでも聞くよ、とは言ったことない。
(冷静)

 

 

 

 

にこ「いま、家?」

 

 

Bくん「うん。にこちゃんの家に行くね」

 

 

わたしとBくんの家は電車で30分くらいの距離がある。

 

 

にこ「いいよ。なにで来るの?
わたしが行くから、」

 

Bくん「死んでお空から行きます」

 

 

 

 

 

 

おい。

 

 

 

 

 

にこ「やだよ、お空からは来ないでほしい」

 

 

 

Bくん「なんでにこちゃんは結婚してないの?」

 

 

 

わたしが知りたい。笑

 

 

 

にこ「さあ?性格がひねくれてるからじゃないかな」

 

 

 

Bくん「幸せにできる自信があるのになんで?」

 

 

にこ「結婚したことがないからわからないけど、結婚することが幸せとは限らないんじゃないかな」

 

Bくん「たしかに、そうか・・・」

 

そもそも自分が幸せじゃないと、他の人を幸せにはできないし

幸せな人同士じゃないと、ふたりが幸せではいられないでしょう。

 

 

 

 

このあとは、死にたい死にたいの繰り返し。

わたしはBくんに生きていてほしいよ、の繰り返し。

 

 

Bくんと最初にお別れした時
仲良しの男友達に言われた言葉を思い出す。

 

 

「そいつメンヘラやん」

 

 

その時は「え?鬱なだけで、ちがうよ~」なんて言っていた。

 

 

 

 

 

うん、どメンヘラでした???

 

 

メンヘラ
「メンタルヘルス」(心の健康)の略語。
感情の浮き沈みが激しく、心が不安定な状態である人。
精神的に不安定で自分のことで周りを振り回してしまう様子。
「誰でもいいから多くの人に愛されたい」という寂しがり屋で、自分を救ってくれる相手なら、あまり見定めようとすることなく特別な感情を抱き、依存を始める傾向にある。
相手の関心を引くために、自ら自分を傷つけてしまうことも。

 

わたしは依存はされてなかったと思うけど(だって連絡とれなかった)、これだね。

 

人生はじめての生のメンヘラとの対話に感動するわたし。

たくさんの【人生で初めて】をくれてありがとう。
はじめて別人の振りをして会ったし、
はじめて同じ人をまた好きになったし、
はじめての復縁もしたし、
はじめてストーカーしていたし、
今、はじめてメンヘラと会話してる。

これ全部1ヵ月での出来事。笑

 

ベッドから立ち上がり、ぐるぐる歩き回りながら電話する。

ここでまた人生で初めての言葉。

 

Bくん「俺と入籍してくれる?明日。」

 

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