彼氏がドメンヘラだった話【Bくん再び②】

彼氏がドメンヘラだった話

 

Bくん「俺と入籍してくれる?明日。」

 

わたしは即答で、

 

にこ「いいよ。」

 

Bくんは黙っていたけどたぶん驚いていた。

わたしも自分の返事に驚いていた。

 

試されている、と感じた。

 

にこ「わたしを試すようなこと言わなくても、ずっと味方でいるってもう決めてるから。なにも心配しなくていいよ」

Bくん「・・・」

 

にこ「Bくんになにも期待してない。ダメダメでいい。健康ではいてほしいけどね」

Bくん「・・・」

 

Bくん「死にたい死にたいって言ってるやつが結局一番死ねないよね」

 

わかる。

 

わたしも2年前に適応障害の診断をされて心療内科に通っていたが

誰にも「死にたい」とは言わなかった。

ただ絶対に建物の高い場所には行かないようにしていた。

衝動的に行動してしまう気がして、怖かった。

 

Bくん「俺は結局、元カノが忘れられないんですよ」

 

え。

 

Bくん「元カノならこういう反応するのに、とか比べちゃって、つまんないなって思っちゃう」

 

え??

 

はい???

 

そんな誰もが一度は思ったことあるようなくだらない

ことで

悩んでいたのですか・・・?

 

こだわりや思考が強くて、めんどくさいタイプの人だとは知っていた。

でもマイナス面が気にならないくらい圧倒的な魅力のある人だと思っていた。

 

しょーーーもない

 

にこ「じゃあ、その彼女にもう一度気持ちを伝えてみるのはどう?」

Bくん「もうブロックされてる。家も職場も知ってるから会えないことはないけど」

 

にこ「じゃあ会いに行こうよ」

Bくん「もう他に彼氏がいるし」

 

なるほど。

 

Bくん「プレゼント持って、毎日渡しに行った」

 

な、なるほど。
それはやめた方が良かったかもね。
こわいのよ。

 

にこ「じゃあ、気が済むまで彼女を好きでいようよ」

Bくん「もう俺が好きだった頃の彼女じゃないってわかってる。何年も経ってるし、環境も変わってる」

 

にこ「でも好きなんでしょ?いいじゃん。勝手に、ただ好きでいる分には」

Bくん「・・・」

 

元彼の恋の相談にのる。なにこれ。

 

Bくんは人との距離感がわからない人だった。


別れた彼女に毎日会いに行くのもしかり、
わたしへの距離の詰め方しかり、
わたしの前にいいな、と思ったというアプリで知り合った起業家の女性には、
会った時にマウントを取ってしまったらしく(あほか)
後ほどアプリで改めて連絡先を聞いたらブロックされたと。
特徴からTwitterで本人を見つけ出し、DMしたがこちらもブロックされたと言っていた。

こわいのよ。
そこまでされなきゃ気付かないか?笑

 

メンヘラよりもヤンデレかな?

ヤンデレ

ヤンデレとは「病んでる」と「デレ」の合成語。
好きな人への好意が 強すぎるあまり 、愛情表現が暴走してしまう様子。
好きになった相手にとことん執着し、精神的に病んでいるほどの愛情を示したり行動をしたりする人。

 

 

  メンヘラ ヤンデレ
世界観 自分と自分に構ってくれる人の世界 自分と相手ふたりの世界
愛の対象 恋人 特定のひとり
病む原因 自分への相手の関心が足りないと感じて 愛する相手への気持ちが高ぶって
行動 人の関心を引くために自分を攻撃 愛する相手との世界を壊そうとするものを攻撃
まとめるとこんな感じかな

 

話しているうちにBくんの電波が悪くなったようで、声が聞こえない。

にこ「おーい、もしもーし?」

Bくんが不安定だし、ネットワークも不安定かよ。

お互い電話を切らず、そのまま数分は繋がっていた。
しばらくしてBくんが切った。

にこ「なんかあったら電話して。なにもなくても電話して。何時でも気にしなくていいから」

 

メッセージを送って、泥のように眠った。

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