別人になりすまして復縁した話【Bくん⑨】

別人になりすまして復縁した話

Bくん「もう仕事に戻らないといけないから・・・」

 

にこ「そうだよね、引き伸ばしてごめん。」

 

たぶん電話を切ったら終わる。
でものれんに腕押し状態で、全然響いていない(というか聞く耳もっていない)感じだった。

この時は「別れたくない」とかではなく、
わたしと関わった人にはわたしができる以上のことをしたい、という気持ちだけ。

なんで自分が最高だって気づかないのかなあ!

 

にこ「えーと、じゃあ、お別れしよう!
それで、これからは友達ってことでどう?」

Bくん「友達・・・」

 

 

にこ「そう!今までと変わらないじゃん?
たまに電話したり、たまに会ってご飯食べるの、友達」

 

Bくん「・・・さっきの話を聞いたら、友達に戻りたいとは思えないかな」

 

 

 

 

なんでやねん!

もう、社交辞令でもいいから「わかった、友達ね」って終わらせられないかね、この人は・・・

ほんとにひねくれてる。笑

 

でもそんなところも最高!

 

 

にこ「えっと?さっきの話ってどれ?

わたしにまだ気持ちがあるからってこと?

わたしは友達としては価値がないってこと?

あ、質問しちゃいけない・・・ムズイて~?」

 

 

Bくん「もう迷惑かけたくないから」

 

にこ「わたしが迷惑と思うかどうかは、わたしが決めるよ」

 

Bくん「そうだね。でも、俺が迷惑かけてるかもって思っちゃうかどうかは、俺が決めるよ」

 

 

 

 

 

 

一休さんかよ✋

とんちで返すなw

 

Bくんから付き合ってって言ってきたのに、これはひどいよ。とか
同じこと繰り返してて、変わらないと一生このままだよ。とか
言ってやろうかとも思いましたが、弱ってるのが伝わってきたのでやめました。
攻撃でしかないし、感情的になっても解決しないってわかってる。

 

あと、わたしのこと無視して放っといたらいいのに、ちゃんとお別れしようとしてくれたことに感動していた。

 

電話の向こうでBくんが静かに泣いてるような感じもした。

とか言って、ただの花粉症かもしれないけど・・・?

 

にこ「ん~、放っておきたくないんだけど。
わたしとはお別れでいい。ただ元気でいてほしい」

 

Bくん「そう言ってくれるのはありがたいんだけど、
迷惑かけたくないから・・・」

 

にこ「う~ん。なんかもやもやする。
なにもできなくてイライラするう!
あと、わたしという武器しか持ってないから、もう言えることがない!笑

もう電話もどうやって切ったらいいかわかんない。
でも切るね」

 

Bくん「・・・」

 

にこ「じゃあね~」

 

Bくん「うん、じゃあね」

 

 

 

わたしは、さよなら、とも またね、とも言わなかった。
連絡するね、とも 待ってるね、とも言わなかった。

 

 

わたしは恋愛と家族と仕事など、どれも別軸でとらえるタイプだと思う。

Bくんは、たぶん、それぞれが繋がっているタイプの人だった。
どれかがうまくいかないと崩れる様だった。

知っていたのに注意して見ていなかった。

Bくんの変化に気づくことができなかった。

とにかくなにもできなかったことが悔しかった。

 

うわ。
わたし、ちゃんとショック受けてる。

帰りの電車に乗って、わたしも静かに泣いた。
はじめてマスク生活で助かった、スマホ社会で(みんなスマホに夢中で見られなくて)良かった。と思った。

 

つづく!

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