デートウィーク3人目のお相手は
Kさん、34歳、エンジニア。
AIに指定されたお店が有楽町のカフェだった。
Kさん「銀座は敷居が高いので、上野あたりはいかがでしょう」
にこ「はじめまして、にこと申します。銀座の雰囲気が好みじゃないってことですかね？自宅から向かうので、○○駅、△△駅、✕✕駅あたりだと助かるのですがどうでしょう？お店は探します。都合は悪ければ上野で大丈夫です」
Kさん「はい、銀座の雰囲気が苦手です。○○駅、大丈夫ですよ」
にこ「ありがとうございます！ではこのお店はどうでしょう？店名～～URL～～住所～～（候補3店舗を送る）」
Kさん「上野だったらこのあたりを考えていました。店名～～」
え。
にこ「やはり上野のほうが良いでしょうか？」
Kさん「決めていただいて大丈夫です」
んん？
にこ「では、ひとつめに送ったカフェにしましょうか」
Kさん「がっつり食事する感じですか？」
んんん？
にこ「いえ、お茶ができれば良いと思っています」
（わたしが候補にあげた店舗はすべてカフェ、店名も○○喫茶、△△カフェ・・・）
Kさん「URL開いたらがっつり食事だったので」
（出てきてもケーキセット、フレンチトーストくらいなんだが・・・）
にこ「どうしますか？上野にしますか？」
Kさん「どこでも大丈夫です(^-^;)」
うわ。
でた～、この顔文字使ってくるタイプか。笑
苦笑いを察して！汲み取って！と、いにしえの顔文字で表現してくるところが苦手。
○○駅で大丈夫って言いましたよね？
お店もどこでもいいならここでいいじゃん・・・
絶対上野がいいならはっきり意思表示してほしい。
Kさん「あと、明日はスーツじゃないのですが大丈夫でしょうか？」
にこ「お好きな服装でいらしてください」
いちいち許可とる？?事なので、お店はおまかせします」
最終的におまかせ・・・
わたしも仕事なんだが？笑
にこ「わかりました。ではお言葉に甘えて、やはりひとつめの○○駅のカフェでお願いします。日曜日は予約がとれなかったので、少し早めに行って席とっておきます。明日は楽しみにしていますね」
Kさん「あまり期待しないでください(^-^;)」←
ねぇ、社交辞令って言葉知ってます？（と、言いたい）
まず一言目がそれなのかい。
ありがとうじゃないのかい。
わかりました、とかよろしくお願いしますとか、じゃないのかい。
わたし、そもそも顔文字とか絵文字使う人が得意じゃないのですが
特に
(^-^;)←これとか
?←これとか
?←これとか
初対面で使ってくる人が苦手・・。
「ｗ」の多い文章も馬鹿にされている気がして嫌。
爆笑が起きてたら全然いいんだけど、なにかおかしいことありましたか？って思っちゃう。
キャンセルしたい～
癖強の、プライドが高く神経質なタイプが来ると予想・・・
けどもう明日だし、キャンセル料かかるし。
当日、指定したカフェで待つ。
ひょこっと現れたKさん。
げっそりと口角の下がった不健康そうな面長の顔立ち、白髪が目立つ刈上げの短いマッシュルームヘア。
ほんとうに34歳・・？と思うような容姿だった。
これは今日はバチェラーデートの点数稼ぎに振り切ろう。失礼のないようにして、早めに帰ろう←
Kさん「予約してるんですか？」
にこ「いえ、昨日送ったんですが、電話したら日曜は予約とってないと・・・」
メッセージは読もうよ。
Kさん「入口にある食品サンプルががっつり系でしたね」
うるさいな。笑
にこ「そうでしたか。それはすみません、お気に召さなくて申し訳ないです」
わあ・・・めんどくさい?
Kさん「ランチにしますか？」
にこ「わたしはアイスティーで大丈夫です」
Kさん「アップルパイとコーヒーにします」
早く帰りたいのに。笑
そこから、仕事の愚痴を延々と聞かされる。
ずーーーっと自分のことを話している。
そんでまばたきが多いいいいいいい！
喋る時に小刻みに揺れてるのも気になる！
勘弁してくれ・・・笑
30分ほどしたところで、一瞬の隙をみて切り上げる！
にこ「満席だしそろそろ出ましょうか」
Kさんは えっ、という顔をしてあわててお店を出て、スマホを取り出す素振りがあったので
にこ「お手洗いに行くので、ここで失礼します。ありがとうございました！」
ササササーーーー
角を曲がったらダッシュ。笑
案の定、バチェラーデート経由でメッセージが届いた。
※バチェラーデートは当日の22時まではメッセージ機能が使える。
Kさん「本日はありがとうございました。とても楽しかったです。お店のチョイスも、ありがとうございます。がっつり系じゃなくて、店内も落ち着いていて静かでした。」
ガッツリガッツリってしつこいな！笑
改めてお礼と、お仕事大変そうですが頑張ってくださいね、と送り終わりました。
今回のデートで得たものは
忍耐力、ツッコミ力（心の中で）、太鼓持ち
以上です！
後日談ですが、バチェラーデートのレート評価はめちゃあがってました。
そしてわたしも、せっかく時間をくれた相手に対して失礼のないように、気を付けようと思えたデートでした。
おわり
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