年下関西人のSくんアゲイン⑤

会ったことがない人を好きになった話

Sくんとの初デートから数日。

仕事に身が入らない。笑

 

ぼーっとしちゃうし、気を抜くとSくんのことを考えちゃってる。

わたしは女子高生か。

 

夜、家で仕事をしていたら着信が鳴った。

「もしもーし!びっくりした~」

「おつかれ」

Sくんだった。

 

「何してました?」

「まだ仕事してた〜!もう終わり!」

「あの〜、もし興味があったら、一緒にやりたいことがあるんですけど」

「えー!なにそれ!楽しそう!」

「いや、まだ何も言ってないねん。笑」

 

もう、わたしの声が聞きたくなっちゃってるじゃん。

わたしに会える口実探してきたんじゃん。

 

お誘いはアート系の工作だった。

「えっ、わたしこういうの好きって話したことありましたっけ?」

「えっ、そうなん?それなら良かった」

「以外だな〜ものづくりとか興味なさそうなのに」

「いや、親父がデザイナーで、センスはないけどやってみたいんすよ」

「そうなんだ!わたしも母がデザイナーだよ」

「そうなんや」

今までわたしが作った制作物の、3mある恐竜とか、壁画の画像を送る。

「え〜!すごいやん。これとかどうなってんの?」

 

じゃあ一緒に画材屋さんに材料買いに行って、工作しよ〜!ということに。

 

「なんか、日常に飽きてきたんで感動体験したいんすよ」

「感動体験ね〜。最近なにか感動した?本とか映画とか?」

「なんやろ、、、あ、でも」

「うん?」

 

「この前の花火は、ちょっと良かったな。空が晴れてて、風も吹いてて」

 

え〜!!!

可愛いこと言ってるんだけど!!!

 

「ロケーションが良かったもんね」

電話越しで良かった。
冷静を装えてる、はず。

 

そこから映画の話になって、映画の趣味が合わないのおもろいな、と笑ってくれて

「好きな俳優さんは誰?」

(本当は女優さんを聞きたかったけど聞けない笑)

「ん〜」

「なんか暗い俳優が好きそうだな」

「うるせえな笑」

 

うわっ。

うるさいと言われて嬉しかったのは初めてです。

なんか前より仲良くなれてる気がして嬉しい。

 

「じゃあ今度は映画観に行きましょ」

「うん」

 

は?映画だと??

わたしのこと好きじゃん。

 

「でもせっかく一緒にいるのに2時間もお喋りできないの勿体ないな」

「じゃあ別々で観る?観終わったら電話するわ」

「電話くれるんだ?」

「うん。どやった?って。わたしはこう思ったで。ほな今から会おうか〜って」

「結局会うんかい。笑」

気付くと2時間が経っていた。

今日は前よりもよく笑ってくれた気がする。

嬉しいなあ。

 

というわけで、次はおうちデートか映画デートかな!

 

楽しみです♡

 

 

つづく

 

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